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483回 田辺寄席 1月17日(土) 昼席 午後1時40分開演
  《いちもん会》



一、三人旅    笑福亭 智之介(仁智門下)

 二〇〇九年・田辺寄席のトップバッターを飾るのは、若手ながらフジテレビ系の爆笑レッドカーペットで満点大笑いを連発して全国にその名を轟かせている智之介さんのご登場!師匠譲りのセンスが古典でもキラリと光る。

二、天災      笑福亭 喬楽(松喬門下)

 地震・雷・火事・親父。親父以外は全て天災ですが、この中にひっくるめられるほど恐ろしいモノである「親父」。今は父親の権威が失墜しているといわれる時代、もうこの言葉も色褪せてきているのであろうか。

三、四八三号笑呆亭…『立ち切れ線香』から
   桂 文太(五代目文枝門下)

 「立ち切れ線香」といえば、放蕩息子である若旦那と小糸の悲恋噺。放蕩とは欲しいままに振る舞い、酒色にふけって品行が修まらないこと。いわゆる道楽である。

中入り

四、初天神    笑福亭 岐代松(六代目松鶴門下)

 菅原道真の誕生日・六月二五日と薨去の二月二五日に因み毎月二五日は御縁日とし、一月二五日は初天神と呼ばれている。

五、正月丁稚   笑福亭 小つる(六代目松鶴門下)

 先頃、二〇一〇年に六代目笑福亭枝鶴の名を襲名を発表。ここ一、二年で襲名が続く中、また新たな名跡が復活を遂げることとなる。



484回 田辺寄席 1月17日(土) 夜席 午後6時10分開演
  《いちもん会》



一、狸賽       桂 福丸(福団治門下)

 落語と狸は運命の赤い糸で繋がっているようだ。噺でも今回の「狸賽」の他に、「狸の鯉」「狸の化寺」などがある。そして「平成狸合戦ぽんぽこ」という映画では、ナレーションを今は亡き古今亭志ん朝師匠が務めており、現実の世界でも、狸は落語と縁があるようだ。

二、粗忽長屋     桂 七福(福団治門下)

 はてはて?と、聴けば不思議な落語っていうのもいくつかある。この噺もその一つ。何が不思議かは…ま、聴いてみてください。立川談志師匠は「主観長屋」として演じている。

三、四八四号笑呆亭…『蛸芝居』から
桂 文太(五代目文枝門下)

 「蛸芝居」でのサゲの振りであるが、本来は「黒豆三粒持ってきてくれ」であったが、最近は使われていない。蛸中毒に当たった時に効くまじないが黒豆三粒だったと言われている。

中入り

四、善哉公社       桂 一蝶(二代目春蝶門下)

 饅頭や最中とは違い、餡だけの菓子の代表的なのが善哉。お汁粉と同じくらい馴染み深く、江戸時代には善哉を肴にして酒を召し上がっていたという記述も残っている。

五、堪忍袋        露の 都(都一門)

 七福神の布袋様は広い度量や円満な人格、また富貴繁栄をつかさどるものと考えられ、所持品である袋は「堪忍袋」と見なされていた。



485回 田辺寄席 1月18日(日) 昼席 午後1時10分開演
  《いちもん会》


一、四人癖       桂 二乗(米二門下)

 癖を扱った落語で代表的なのは、今回二乗さんが披露する「四人癖」と、腹の探りあいが痛快な「二人癖」。もしかしたら、今後新作で癖の噺が生まれるかもしれませんね〜例えば「百人癖」や「千人癖」。癖考えるのが大変そう(笑)。

二、佐々木裁き    
桂 歌之助(二代目歌之助門下)

 佐々木信濃守は実在のお奉行さんであり、嘉永年間の頃の東町奉行。ところが「佐々木裁き
」では西町奉行となっている。ちなみに江戸は北町奉行と南町奉行である。

三、四八五号笑呆亭…『千早ふる』から 桂 文太(五代目文枝門下)

 「千早ふる」の作者・在原業平は「伊勢物語」の主人公として名高く、歌の才能が秀でた美男子だったとか。今生きていれば、玉木宏や玉山鉄二などと二枚目俳優で売れたかもしれない。


中入り


四、阿弥陀池    桂 こごろう(南光門下)

 「阿弥陀池」は日露戦争直後、桂文屋が掘り出した新作落語。当時は「新作和光寺」と呼ばれていた。文屋はこの他に、「いらち俥」「宇治の柴舟」も作ったと言われている。

五、質屋蔵   桂 九雀(二代目枝雀門下) 

この噺に深い関わりを持つ菅原道真。藤原時平の讒言によって大宰府へ左遷されてしまう故事とかけたサゲに要注目!


紹介文執筆…吉田 達




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