田辺寄席では「田辺寄席ニュース『寄合酒』」にて演者・演題を知 らせています。
  06年3月までは桂文太師匠のコメント付きでしたが、06年4月 からは、それぞれの演者のその「ネタへの想い」を語ってもらっていま す。必見です!!
2007年 9月    演者・演題目録トップへ
田辺寄席33周年公演 長月席のご案内
〜昭和45年入門組 田辺寄席長月席に大集合!!〜

第435回 田辺寄席9月15日(土)昼席
《いちもん会》

一、西の旅から「兵庫船」 /桂ひろば(ざこば門下)

 このネタは僕の中では一番好きなネタでございまして、どれだけ調子よ く、ぽんぽんと運べるかというのが大事です。このネタはすべり出した ら、止まらないので、そういうことのないよう、お客さんと波長が合う ようにしたいと思います。
…(ひろば・談)

二、皿屋敷 /桂 吉坊(初代吉朝門下)    

 「皿屋敷」の稽古はウチの師匠、吉朝に習ったのですけど、覚えてから 行くという稽古でした。いわゆるギャグの面白さとは別に、「空気」と いうのを注意されまして、夜の雰囲気でありますとか、夜の恐さとかが 根底になかったらあかんで等と言われたことを忘れないようにしています。
…(吉坊・談)

三、435号笑呆亭「くっしゃみ講釈」から
      /桂 文太(五代目文枝門下)

 師匠の五代目文枝がまだ小文枝だった時に習いました。師匠は「五代目(松鶴師匠)のんがよかったんや」とこのネタの話が出る度におっしゃっていました。神戸にあった柳笑亭で演った時、楽屋で聞いておられた六代目松鶴師匠から色々と教えていただいた事も今となっては楽しい思い出です。
…(文太・談)

〈仲入り〉

四、太神楽曲芸 /豊来家玉之助(ラッキー門下)

 繁昌亭で文太師匠に声を掛けていただき嬉しかったです。田辺寄席では、「太神楽」は全く初めてとの事、今からドキドキしています。精一杯がんばります。そして楽しみます。
…(玉之助・談)

五、千両みかん /桂 南光(南光一門)

 大師匠の米朝師匠よりコンパクトに演じています。今でしたら、季節関係なしに、何でも食べられますが、元々はそうではなかった。そういう時代の方が有難味があって、私は大好きです。野菜作りに挑戦していましたが、その時におくらが大好きになりました。
…(南光・談)

※開口0番 (文太の前ばなし)「く」の巻/癖百態
……………………

第436回 田辺寄席9月15日(土)夜席
《いちもん会》


一、東の旅から「煮売屋」 /桂 二乗(米二門下)

 入門時に師匠米二に稽古をつけていただきました。私にとっては最も心に残るネタです。入門時の頃を思い出して、新鮮な気持ちで一生懸命演じます。
…(二乗・談)

二、胴切り /桂まん我(文我門下)

 「胴切り」は南光師匠にいただきました。映画でも映像でも表現できない、落語らしい話だと思うので楽しくやらせていただいています。これだけ災難があっても笑い飛ばしていける所を私は気に入っています。
…(まん我・談)

三、436号笑呆亭「口入屋」から
      /桂 文太(五代目文枝門下)

 師匠五代目文枝の小文枝時代に習いました。ある時、師匠から電話があり、「私と一席ずつやねん。お前『口入屋』をやれ」と珍しくネタを指定。私はあの時ほどお客さんよりも、側で聞いている師匠が気になった事はありませんでした。舞台から降りると「お疲れ」と師匠のいつもの笑顔。あの時、合格点を取れたのかな…?
…(文太・談)

〈仲入り〉
四、あァ吉岡先生教壇に生く /菊地まどか(小圓嬢門下)
           曲師/沢村さくら

 田辺寄席は一年ぶりです。元気だけが取り柄のまどかですが、がんばります。この浪曲は、73年前(1934年)の室戸台風で児童をかばって亡くなった、吹田市の若き女性教師(吉岡藤子さん)を描いたものです。まどかの8本あるネタの中で一番新しいものです。慰霊の日(9月21日)の直前ですので心を込めて演じたいと思います。
…(まどか・談)

五、はてなの茶碗 /桂 米輔(米朝門下)  

 「はてなの茶碗」の思い出です。このネタは長く演り手がなく、滅んでいたのを師匠の米朝が復活させました。ですからその分、色んな所に米朝の工夫や思い入れがあります。以前常陸宮様の前で落語を演じた時も、この「はてなの茶碗」でした。この師匠のこだわりを大事に演じていきたいと思います。
…(米輔・談)

※開口0番 (文太の前ばなし)「や」の巻/野球
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第437回 田辺寄席9月16日(日)昼席
《いちもん会》


一、東の旅から /「大仏の眼」露の団姫(団四郎門下)

 叩きの部分を団四郎師匠から教わり、本ネタの方は五郎兵衛大師匠から教わった、入門した最初の思い出のネタです。
…(団姫・談)

二、昭和任侠伝 /桂 春菜(春団治門下)

 3年程前に父親のCDを聞いて自分で覚えました。仕草等は生前、親父の気配りなんかを見ていました。このネタは「昭和任侠伝」と、昭和の雰囲気そのものなので、自分らしく「平成」という部分もネタの中に入れられたらと思い、自分の感覚でどんどん新しい部分を入れるようにしています。
…(春菜・談)

三、437号笑呆亭「宿替え」から /桂 文太(五代目文枝門下)

 師匠の五代目文枝時代に習いました。師匠も若い頃、持ち時間の短い落語会ではこの「宿替え」の他「喧嘩長屋」「祝いのし」「ろくろっ首」「盗人の仲裁」「花色木綿」等を演っておられました。ところが、晩年は、「みんなが演るさかいなあ」と演じられる事が極めて少なくなったネタの一つです。五代目松鶴師匠の型です。
…(文太・談)

〈仲入り〉

四、バナナの叩き売り /旭堂南北(三代目南陵門下)

 「バナナの叩き売り」は25年程前からやってます。南左衛門さんが、「南京玉すだれ」をやったり、南鱗さんが「ガマの油売り」をやったり、大道芸をやっていたので、私も何かをやろうと「バナナの叩き売り」を始めました。只やっていたのでは面白くないと思い「寅さん」が好きなので寅さんの格好をヒントにさせてもらいました。最近では、講談よりバナナの叩き売りの方が評判がいいようです。
…(南北・談)

五、抜け雀 /桂 春若(春団治門下)

 古今亭志ん朝師匠のこのネタを聞いて演りたいなあと思いました。演るにあたって、ベースは米朝師匠で、千朝君と小米兄ちゃんにアドバイスをしてもらいました。昨年10月の私の独演会でネタおろしをしました。久しぶりに田辺寄席で演じます。
…(春若・談)

※開口0番 (文太の前ばなし)



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