田辺寄席では「田辺寄席ニュース『寄合酒』」にて演者・演題を知 らせています。
  06年3月までは桂文太師匠のコメント付きでしたが、06年4月 からは、それぞれの演者のその「ネタへの想い」を語ってもらっていま す。必見です!!
2007年 12月     演者・演題目録トップへ

第444回 田辺寄席12月15日(土)昼席
《いちもん会》


一、犬の目 /桂三四郎(三枝門下)

師匠、桂三枝につけていただいたネタで、4月に年明けして以来、高座 に一番多くかけているネタです。初舞台もこの「犬の目」でした。私に とって思い出のあるネタです。
…(三四郎・談)


二、打飼盗人 /桂 文華(五代目文枝門下)

盗人が主人公に同情して、どんどん困っていく所をうまく演じたいと 思っています。亡くなった喜丸兄さんの会に呼んでいただき、この「打 飼盗人」をやった時、お客さんがよく笑って下さったのが思い出です。 田辺寄席のお客さんのお気に召せばよいのですが…。
…(文華・談)


三、444号笑呆亭「江戸荒物」から /桂 文太(五代目文枝門
下)

主人公の喜公が好きで比較的若い時分からやっています。外人さんを登 場させたり、下げも変えたりしましたが、この頃は元の型で演じています。それにしても甚兵衛はんは物知りだと感心します。
…(文太・談)


〈仲入り〉

四、お夏清十郎 /春野恵子(百合子門下) 〔曲師 沢村さくら〕田辺寄席は2度目の出演です。今日は井原西鶴の「お夏清十郎」。男ら しいネタが似合うと言われてしまう恵子でございますが、何とか、一生 懸命演らせていただきます。
…(恵子・談)


五、OH!舞妓(マイガール) /桂あやめ(あやめ一門)

師匠からあやめの名前をいただいて、お披露目の会(平成6年6月6 日)でネタ下ろししたもの。新作をやっていく中で、はめもの入りの落語をやりたいなあと思い、今時の女の子とお囃子の接点に舞妓さんがいた。そこからこしらえたネタです。
…(あやめ・談)


※開口0番 (文太の前ばなし)「サ」の巻/騒ぎ(さわぎ)
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第445回 田辺寄席12月15日(土)夜席
《いちもん会》

一、ふぐ鍋 /林家市楼(四代目染語樓門下)

このネタをやるきっかけは、8月に「林家のネタを」という一門会が繁昌亭でありました。その時染丸師匠から、お稽古をしていただき、ネタ 下ろしをしました。8月だったので、夏にふぐを食べる演出を考えましたが、オーソドックスに演じました。今回は季節の心配はせずにすみそ うです。
…(市楼・談)


二、借家借り /林家染左(染丸門下)

2年程前に雀三郎師匠にお稽古していただきました。私も軽快なテンポのよさを出せるようにと思っています。今のところはお稽古していただいた通りに演じています。
…(染左・談)


三、445号笑呆亭「天王寺詣り」から /桂 文太(五代目文枝門下)

師匠五代目文枝の十八番。とに角面白かった。寿司屋がにぎり寿司を握るところ、空中サーカスの呼び込み、虱(しらみ)をとるところ等々。師匠の「天王寺詣り」は勿論、尊敬されていた五代目松鶴師匠の型である。
…(文太・談)


〈仲入り〉
四、音曲漫才 /姉様キングス:桂あやめ(あやめ一門)・林家染雀 (染丸門下)

1999年、彦八まつりの「奉納落語会・色もん特集」で演じたのが最初でした。初めの頃はあやめさんはアコーディオン、私は三味線でしたが、それがいつの頃からか、あやめさんはロシアの楽器、バラライカになりました。以前は姉様キングスに変身するのに、かなり時間がかかっていましたが、近頃では40分位でこの姿に変身できます。
…(染雀・談)


五、莨の火 /林家うさぎ(染丸門下)

三代目染丸のテープを聞いて、何れは挑戦したいと思っていたネタの一つです。今年の4月23日、文珍、南光、鶴瓶、この三師によります、「しごきの会」でネタ下ろしをさせていただきました。ゴルフのスイングのように、力を抜いて、のんびりと話を語っていくように演じたいと思っています。ネタ下ろしの時は39才でしたが、今回は誕生日を迎えて40才になっており、30代の「莨の火」、40代の「莨の火」、これから50代、60代とよくなっていくと思いますので、安い株を買ったと思うような気持ちで見続けていただきたいと思います。
…(うさぎ・談)


※開口0番 (文太の前ばなし)「キ」の巻/緊張と緩和
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第446回 田辺寄席12月16日(日)昼席
《いちもん会》


一、軽業 /桂吉の丞(初代吉朝門下)

このネタは兄弟子の吉坊兄さんにつけていただきました。師匠吉朝の映像や音が残っているので、改めてそれを見て「なんときれいなんだ」と思いました。私自身も雑にならないように丁寧に演じたいと思います。
…(吉の丞・談)


二、向う付け /桂 紅雀(二代目枝雀門下)

このネタは2年程前に都丸兄さんから教えていただきました。極端な阿呆が主人公で、それを愛情を持って見守る奥さんが個人的に大好きです。主人公の阿呆を「そんな阿呆おるかい」と言われないよう、程々に演じるようにしています。
…(紅雀・談)


三、446号笑呆亭「足上り」から /桂 文太(五代目文枝門下)

師匠の五代目文枝は余りやる事はありませんでしたが、東京の独演会で演じられたのを見て覚えました。師匠は「おもろいねんけどなあ、『悋気の独楽』とつくさかいなあ」とおっしゃっていました。私は忘れんように、偶に演じるようにしています。
…(文太・談)


〈仲入り〉

四、強情灸 /雷門幸福(小福門下)

江戸っ子の見得っ張りな性格をおもしろおかしく語った落語です。大須演芸場でも、ウケがいいです。きっと東京に負けず、名古屋も見得っ張りが多いからでしょう。
…(幸福・談)


五、植木屋 /桂 雀々(二代目枝雀門下)

この噺は内の家とオーバーラップする。というのが、内の娘が二十才、おみつが同じような年頃だからです。内の娘もおみつのように早く伝吉さんのような良い人を見つけなければ…。私自身、伝吉さんのような人ならOKです。どうやら伝吉さんらしい人はいるようだが、私はまだ一度もあったことはない。一日も早くちまきを首に巻いて、伝吉さんに会いたいものだ…。
…(雀々・談)

※開口0番 (文太の前ばなし)「ユ」の巻/雪




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