田辺寄席では「田辺寄席ニュース『寄合酒』」にて演者・演題を知 らせています。
  06年3月までは桂文太師匠のコメント付きでしたが、06年4月 からは、それぞれの演者のその「ネタへの想い」を語ってもらっていま す。必見です!!
2008年 2月     演者・演題目録トップへ
第450回 田辺寄席2月16日(土)昼席
《いちもん会》


一、天狗刺し  /桂 雀太(雀三郎門下)

私が落語に興味を持ち、落語を聞き始め、初めて買った落語のCDが桂米朝師匠のCD。その中に入っていたのが、「帯久」と「天狗刺し」。余りの面白さにCDがすり切れる…?位何度も聞きました。天狗が出てくるなど、空想の世界が広がる落語らしい話だと思いました。「天狗刺し」の下げは、色々あるそうですが、私は今日やる型で演じています。
…(雀太・談)


二、アメリカ人が家にやって来た  /月亭八光(八方門下)

桂三枝師匠に稽古をつけていただいた初めての創作落語でございます。落語をちゃんとやろうと思い稽古をつけていただいた一席目が、この「アメリカ人が家にやって来た」でございます。「これからは落語のネタ数を増やそう」と思い稽古するようになった、私にとって思い出深い作品でございます。これからも色んなネタに取り組んで行きますので、よろしくお願いします。
…(八光・談)


三、450号笑呆亭「近日息子」から  /桂 文太(五代目文枝門下)

二代目桂春団師匠のテープを元にやり始めました。「あんたにいっぺん言おうと思てたんや…」のぼやく所や、飛躍する所、悔みの所などは、やり始めた時に比べると、大分変わってきましたし、これからもどんどん変わっていくネタだと思います。
…(文太・談)


〈仲入り〉

四、口合小町  /桂わかば(ざこば門下)

「口合」というのは、駄洒落のことです。噺家になってすぐに、小米師匠に習った思い出深い噺です。笑いは少ないんですが、粋なネタで、もうやる人も殆どいない噺ですが、個人的に大好きな落語です。
…(わかば・談)


五、風邪うどん  /桂 千朝(米朝門下)

桂枝雀師匠に、「天神山」「八五郎坊主」「寝床」など、5、6席稽古していただきました。一番初めにつけていただいたネタが、この「風邪うどん」です。ネタを覚えるとか、覚えないというより、独特の理詰めのお稽古に驚いた事を今でも覚えています。
…(千朝・談)


※開口0番 (文太の前ばなし)「エ」の巻/「延陽伯」について


第451回 田辺寄席2月16日(土)夜席
《いちもん会》


一、道具屋  /笑福亭喬若(三喬門下)

お客樣方は、私、笑福亭喬若のことを、好青年で、二枚目で、利発というように思ってはるでしょうが、実際の所は、ドジで、まぬけで、おっちょこちょいで、失敗ばかりしています。ですから、この「道具屋」の主人公は他人事とは思えません。
…(喬若・談)


二、野晒し  /笑福亭鶴二(六代目松鶴門下)

やもめが一人で、釣竿を持って歌ったり、のろけを言ったり、空想する噺です。寒い時季ですが、主人公同様、お客樣方にも、浮かれ気分でぬくもっていただければと思います。
…(鶴二・談)


三、451号笑呆亭「黄金の大黒」より  /桂 文太(五代目文枝門下)

落語家になった頃、噺家の世界は変な世界で、変な人が多いなあと思っていましたが、近頃では、変な世界の変な人間に自分がなってることに気づき、ホッとし、安らぎさえ覚えています。この「黄金の大黒」は、変な長屋の変な住人の変な噺です。
…(文太・談)


〈仲入り〉

四、宗論と寄席の踊り  /笑福亭猿笑(六代目松鶴門下)

狂言に「宗論」というネタがあるが、そちらの方は真宗と日蓮宗ですが、私の「宗論」は真宗とキリスト教にしてやっています。3年前に亡くなった染語樓兄さんに教えてもらい、春風亭柳枝の型をプラスしています。一番の聞きどころは、賛美歌を歌うところです。
…(猿笑・談)


五、市助酒  /笑福亭松枝(松枝一門)

師匠松鶴の「市助酒」を2度聞いたが、その2度とも舞台から降りてきて「やってる最中に鼻血が出てなあ」と仰った。そんなことは他のネタではなかったが、このネタを演じる時には、気合いが入っていたのかと、私には、特別な思いのあるネタの一つです。3年前のワッハ上方での「松枝独演会」でネタ下しをした時も、その事が甦りました。
…(松枝・談)


※開口0番 (文太の前ばなし)「ヒ」の巻/「西と東」

第452回 田辺寄席2月17日(日)昼席
《いちもん会》

一、読書の時間 桂 三弥(三枝門下)

近頃では、師匠の創作落語を他の一門の人がやるようになりました。が、このネタは他の一門の人はまだやっていないようなので、私が大切に育てていきたいと思っています。師匠にお稽古していただいた時、授業中の先生と生徒の目線であるとか、子どもが読む所、間が同じにならないようにとか注意されました。その辺を守って演じます。
…(三弥・談)


二、二人癖 桂 文昇(五代目文枝門下)

上方落語カルテットの会で以前一度演じたことがあります。それから余りやりませんでしたが、昨年演じた所、お客さんの反応がよかったので、またやるようになりました。入りをカットする演出もあるようですが、私はオーソドックスに始めの所もやっています。
…(文昇・談)


三、452号笑呆亭「遊山船」より 桂 文太(五代目文枝門下)

昔の夏の夕涼みを描いた一席。喜公はこんなことを言うのんと違うか、と思った事をどんどんほり込んでいます。「笑呆亭」は「い、ろ、は…」の順で演ってきていますので、季節外れのネタになってしまい、申し訳ありません。
…(文太・談)


〈仲入り〉

四、三象踊り 桂 三象(三枝門下)

大学時代、大衆演劇を見に行った時、躍っているのを見て、「エエなあ」と思いました。23歳で吉本新喜劇に入り、新喜劇に出ながらバイトをし、家の近くにあった、踊りの稽古場に夜通っていました。その時アルバイトのお金を月謝に払っていたので、一生懸命お稽古しました。お客さんの前で自信を持って躍れるようになったのは5年程前からです。とに角今は、躍っていて楽しいです。天満天神繁昌亭でご披露させていただいた「三象踊り」を田辺寄席でも御覧にいれます。
…(三象・談)


五、柳田格之進 桂枝三郎(三枝門下)

偽装に始まり偽装に終わった昨年、昨年の漢字も「偽」。年末の紅白も、紅組が「赤福」で、白組が「白い恋人」てなもんで、大いに盛り上がったようでございます。この噺の主人公、柳田格之進はそんな曲がったことが大嫌い。ありし日の日本人の良き姿が出てくる、そんなお噺でございます。
…(枝三郎・談)


※開口0番 (文太の前ばなし)「モ」の巻/「桃」




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