田辺寄席では「田辺寄席ニュース『寄合酒』」にて演者・演題を知 らせています。
  06年3月までは桂文太師匠のコメント付きでしたが、06年4月 からは、それぞれの演者のその「ネタへの想い」を語ってもらっていま す。必見です!!
2008年 4月     演者・演題目録トップへ
第456回

 一、英才教育       桂三ノ助(三枝門下)
 教育問題について、師匠三枝が作ったものですが、今の時代にもピッタリと当てはまりますので、感心しながら聞いていただくと有難いです。もし子どもさんをお持ちの方がいらっしゃいましたら、この噺を聞いて、教育も程々にしておいてください。
     …(三ノ助・談)

二、馬の田楽       桂 文鹿(文福門下)
 このネタは、鶴二兄さんにお稽古していただきました。鶴二兄さんはこの噺の梅やらはんを、とってもアホな子として演じておられますが、私はどうしても、そのように演じられず、子どもの出てくる噺は演じられないと思い、何年もやらずにいました。自分で稽古している段階で、子どもの演技をもっとあっさり自分流に演じて、お客さんから不自然さを感じられないようにやろうとこの頃思うようになりました。そんな「馬の田楽」を聞いて下さい。
     …(文鹿・談)

三、456号笑呆亭/「十三の渡し綺談」から 桂 文太(五代目文枝門下)
 先代の三遊亭金馬師匠のこのネタを聞き、一度やってみたいと思い、たまに演じています。馬宿の主のいなせな気分、その辺りが「最近難しいな」と思うようになりました。東京の何を移したのかは聞いてからのお楽しみ。
                 …(文太・談)


(仲入り)

四、太神楽曲芸      豊来家玉之助(ラッキー門下)
 春、真盛りです。ほのぼのと、そして力一杯がんばりますので、よろしくお願いします。
                                   …(玉之助・談)

五、天神山        桂 文也(五代目文枝門下)
 私にとっては、師匠文枝の十八番です。お客様には、是非、目をつぶって、文枝の声を思い浮かべながら、私の事はすっかり忘れて聞いて下さい。落げも工夫して変えていますので、それを楽しみにして下さい。
                      …(文也・談)

※ 開口0番(文太の前ばなし)「質問に答えて…」 
お願い「いろはに…」のシリーズが前回「ん」で終了しましたので、いくつかの質問に答える形で話していただきます。後少し質問をお待ちしています。


第457回

一、阿弥陀池       桂 二乗(米ニ門下)
 「阿弥陀池」は、初めて師匠の三番稽古を離れて、自分なりに覚えさせてもらったネタです。噺に出てくるアホ同様、私は頼りない人間ですので、他人の言う事をパット信じてしまう人間でございます。そういう登場人物とピタット合う私のキャラを見て下さい。
…(二乗・談)

二、貧乏花見       桂 雀喜(雀三郎門下)
 今も貧乏ですので、貧乏の心をもってやっています。噺の中に「気で気を養う」という言葉が出てきますが、私の心を支える大事な言葉の一つです。無い中からやっていこうという貧乏長屋の住人パワーには圧倒されます。私自身、「家が欲しい」とか「車が欲しい」とか「○○が欲しい」とか思うよりも、日々、落語について考えているのが楽しいです。
…(雀喜・談)

三、457号笑呆亭/「死神」から 桂 文太(五代目文枝門下)
 故・桂音也さんの遺された「死神」の原稿を元に、くすぐりを入れたり、落げを変えたりとやらせていただいています。何か面白い死神の呪文があったら教えて下さい。
…(文太・談)


(仲入り)

四、≪津軽三味線≫      虹 友美
 お三味線には、細棹・中棹・太棹があり、普段はそれぞれを使って、民謡・俗曲・長唄・童謡・クラシック・歌謡曲・ロック・河内音頭・浪曲など。。。いろいろな曲を弾いていますが、今回は津軽三味線でいろいろな音色を楽しんでいただきたいです。お三味線を弾く時は、いつも一撥一撥に心を込めて、丁寧に弾く事を心がけています。
     …(虹 友美・談)

五、三十石        桂雀三郎(雀三郎一門)
 私は淀川べりの摂津の鳥飼で育ちました。その為か、淀川に対する思い入れは人一倍あります。淀川の情景とか、風景を折り込んだこのネタは、以前から演じたいと思い続けていた……。もちろん、当時の三十石には乗った事はありませんが…。念のために。もし当時の三十石に乗れたとしたら、「ヨーデル食べ放題」を唄いたいと思います。
    …(雀三郎・談)

※開口0番(文太の前ばなし)新シリーズ「あいうえお…」「あ」の巻/「当り鉦」 


第458回

一、花色木綿       笑福亭生寿(生喬門下)
 師匠の生喬からは、初め「犬の目」を習い、この花色木綿は十本目のネタです。私自身大好きなネタで、師匠にこの噺を稽古してもらえると聞いた時は大変うれしかったです。昨年一番多く高座にかけたネタです。「アホと泥棒の気をしっかり入れて演じるように」と師匠には言われました。
                           …(生寿・談)

二、寝床         笑福亭由瓶(鶴瓶門下)
 このネタは、梅団治兄さんからつけてもらいました。元来はもう少し長い噺ですが、私は今日のようにはしょったパターンでやらせてもらっています。お聞きになると、ちょっと物足りないかも分かりませんが、「短くてもそれでエエがな」と思っていただけたるように、薄っぺたくならないように演じたいと思います。
               …(由瓶・談)

三、458号笑呆亭/「延陽伯」から 桂 文太(五代目文枝門下)
 <昔の話>、梅田花月の高座を下りた私に、お茶子さんが松鶴師匠の伝言を伝えてくれた。「延陽伯をやってはる文太師匠が下りたら、角座の松鶴に電話をくれ」。電話の取次ぎのわずかな時間、松鶴師匠は私の「延陽伯」をお聞きになったのだ。角座に電話を入れると、松鶴師匠は「相撲場風景」をやっておられた。
                …(文太・談)

(仲入り)

四、≪浪曲≫弁慶      幸いってん(幸枝若門下)
 二回目の田辺寄席に呼んでいただきありがとうございます。落語家さんの中で、浪曲に親しんでいただけたらうれしいことです。今回は、「会津の小鉄」と共に、京山のお家芸「弁慶」をお聞き下さい。
                …(いってん・談)

五、へっつい幽霊      笑福亭伯枝(六代目松鶴門下)
このネタで、私が気を使っているのが、若旦那の作ぼんです。何度やっても、なかなかうまく演じる事ができません。やたけたの熊五郎は師匠の松鶴をイメージしています。松鶴の無茶さと、めったに見せないが、たまに見せる情とか優しさとかを、それを熊五郎にダブらせてやらせていただいています。幽霊は松鶴に脅かされるようなつもりで演じてます。
                 …(伯枝・談)

※開口0番(文太の前ばなし)新シリーズ「い」の巻/「隠居」 



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