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田辺寄席では「田辺寄席ニュース『寄合酒』」にて演者・演題を知 らせています。 06年3月までは桂文太師匠のコメント付きでしたが、06年4月 からは、それぞれの演者のその「ネタへの想い」を語ってもらっていま す。必見です!! |
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2008年 12月 演者・演題目録トップへ |
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第480回 田辺寄席 12月20日(土) 昼席 午後1時40分開演 《いちもん会》 一、深夜タクシー(桂三枝作) 桂三ノ助 (三枝門下) 我々の仕事は夜中まで飲んでいますので、遅い時間にタクシーに乗ることも多いです。お客さんが、こんなタクシーの車に乗ったら嫌でしょうね。私はまだ、こんなタクシーの運転手さんに会ったことはありません。
二、持参金 桂こけ枝 (五代目文枝門下) 私が自分の会を始めた時、最初のトリネタに選んだのが、この「持参金」です。当時の庶民の生活感とか、人情感とかが伝わってくる大好きな落語の一つです。後味の悪い噺なんですが、後半いろいろと工夫して、「さわやかな気持ちで帰ってもらえたらな」、というようなことで演じさせてもらっています。
三、480号笑呆亭/「うなぎ屋」から 桂 文太 (五代目文枝門下) 天満天神繁昌亭の持時間が短い出番の時など、こんなネタを軽くとんとんと演って、お客さんを軽く笑わせてしゅっと下りられたらなあと思うんですが、なかなかそううまくは出来ません。
(仲入り) 四、シルバー・ウェディングベル(桂三枝作) 桂 三象 (三枝門下) 師匠三枝作で、お年寄りが結婚式を挙げるというものです。新郎新婦、仲人、司会者も年寄りなので、私としては何の無理もなく自然に演じられるネタです。持ちネタとしてはかなり前から演っていましたが、最近よく演じています。
五、花 筏 桂 楽珍 (文珍門下) この「花筏」は、私が実際に相撲をとっていたのと、彦八まつりの噺家奉納相撲大会で優勝したというので、師匠の文珍から初めてお稽古して頂きました。花筏と千鳥ケ浜の相撲、臨場感が出せるように演じたいと思っておりますが、股割りのようにうまく出来ません。
※ 開口0番(文太の前ばなし)「ね」の巻/「『寝床』について」 第481回 田辺寄席 12月20日(土) 夜席 午後6時10分開演 《いちもん会》 一、 牛ほめ 笑福亭笑助 (笑瓶門下) 今年の夏、梅田花月の花花寄席に出演した時、文昇師匠に五代目文枝師匠のMDに入った「牛ほめ」を頂きました。それを東京へ持ち帰り稽古し、また大阪へ来た時に、文昇師匠に見て頂き、8月20日の花花寄席でネタ下ろしさせて頂きました。小気味よいリズムで演じられるよう心掛けています。
二、 眼鏡屋盗人 笑福亭瓶生 (鶴瓶門下) 5年程前、團四郎兄さんにお稽古して頂きました。あまり他人が演らない珍しい噺なので、大切に演じています。お稽古して頂いて、あまり演じていませんでしたが、繁昌亭などでは、時間的に演りやすい有難いネタです。
三、481号笑呆亭/「厩火事」から 桂 文太 (五代目文枝門下) 年下の亭主を思うお咲さんのいじらしさが出せたらと思い演じています。亭主のヒデ、少々いやらしく演じてもよいのかなと、近頃では思っています。
(仲入り) 四、上燗屋 笑福亭瓶太 (鶴瓶門下) 昇蝶兄さんにつけて頂きました。初め酔払いがうまく出来なくて、飲む席でも、酔払っている人を観察して、「上燗屋」の参考にしました。今では、酔払いを可愛く演じられたらなあという思いと、「上燗屋」を演った後美味しいお酒を飲んで、可愛い酔払いになれたらなあと思い、演っています。
五、四十九日 笑福亭仁智(仁智一門) 家族の大事なおばあちゃんが亡くなって四十九日の噺です。家族の悲喜こもごもの様子を描いてみました。創作してまだ2、3年ですが、久しぶりに演じます。
※ 開口0番(文太の前ばなし)「の」の巻/「『野崎』について」 第482回 田辺寄席 12月21日(日) 昼席 午後1時10分開演 《いちもん会》 一、みかん屋 桂ひろば (ざこば門下) この「みかん屋」は、うちの師匠ざこばが得意とするネタなので、いかにざこばリズムを出せるかの一言です。師匠の雰囲気とともに、自分の雰囲気がちょっとでも出せるよう勢いでがんばりたいと思います。
二、河豚鍋 桂よね吉 (初代吉朝門下) 師匠の吉朝につけて頂きました。師匠は、吉朝なりにいろいろとアレンジしたはります。それを我々がまた受け継ぎまして、そこに自分なりのエキスを加えたり、ここをもう少しこうしたら、よね吉なりの「河豚鍋」になるのではないかという感じで演じています。
三、482号笑呆亭/「軽業」から 桂 文太 (五代目文枝門下) 師匠の五代目文枝に教わり、若い時分はちょこちょこ演っていました。久しぶりに演じます。「軽業」は、「東の旅」の一部。この軽業師が「地獄八景亡者戯」にも登場し、針の山で大活躍します。
(仲入り) 四、二人癖 桂 米平 (米朝門下) うちの師匠の「二人癖」をよく聞いていましたので、それを元に演じています。20年程前、京都の金毘羅さんでこの「二人癖」を演じ、師匠に聞いて頂きました。その頃の金毘羅さんでは、誰一人誉められる者はなく、私もその時ボロクソに言われました。今ではそれも懐かしい思い出です。ここんところ、このネタが流行っているのかよく出ているので、私自身久しぶりに高座に掛けます。
五、不動坊 桂 都丸 (都丸一門) 非常に好きな噺の一つで、素人の時から「一度は演ってみたい」とずーっと思っていた噺です。プロになってやっと演じられた時は、大変うれしかったことを覚えています。こんな噺は、きっちり出来るようになりたいと常々思っております。まだまだ未熟ではございますが、最後までお付き合い下さいませ。
※ 開口0番(文太の前ばなし)「は」の巻/「はじめに」 |
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